税理士の受験時代⑥ ケアレスミスからの学び

こんにちは。佐賀市の税理士、堤税理士事務所です。

毎年この時期になると、税理士試験の実施に合わせて、自身が受験生だった頃のことを思い出します。

知識や計算力だけでなく、「どこで失点しているのか」を見つめ直すことの大切さを強く意識した時期でもありました。

 

 (2025年は今月の5日から7日にかけて税理士試験が実施されました)

伸び悩んだ時期に気づいた「原因」

テキストの内容も理解できていて、問題集も繰り返し解いている。
それにもかかわらず、模擬試験になると結果が伸びない――そんな「壁」にぶつかった時期がありました。

 

原因を冷静に振り返ってみると、得点を落としていた主な理由は「ケアレスミス」でした。
中でも多かったのが「転記ミス」による減点です。

 

たとえば——

・電卓に表示された「100,000」を「10,000」と記入していた
・「55,335」を「55,355」と書き間違えていた
・下書きの「6」を「0」と読み違えていた

 

 

いずれも、問題そのものは解けているのに、確認不足だけで点を落としてしまうケースでした。

試験前のルーチンで防げた“転記ミス”

そこで、模擬試験の前に「転記ミス注意」と頭の中で10回唱える、という簡単なルーチンを取り入れました。
意識的に確認ポイントを作ることで、数字を書く際の目線や手の動きが自然と丁寧になっていったのを覚えています。

 

 

不思議なことに、この習慣を続けるうちにミスは目に見えて減り、模擬試験の点数も安定するようになりました。
試験勉強を通じて、「小さな改善の積み重ねが結果を左右する」という実感を得た経験でした。

おわりに:税理士となった今の業務にも通じる“確認の力”

税理士として日々の実務に携わる今でも、この「確認の癖」は大いに役立っています。
数字の一桁の違いが、税額や判断そのものを大きく変えてしまうのが税務の世界です。

 

受験時代に身についた基本姿勢は、今も変わらず、実務の土台として自分を支え続けています。