税理士試験の思い出3

税理士試験の受験生時代の話です。

ゴールデンウィークの頃は、受験用教材の一般的なカリキュラムが終わり間もなく始まる試験委員対策や改正税制対策までの狭間の季節だったように記憶しています。

税理士試験は法律資格であるため、受験する税目ごとに、例えば法人税であれば百数十ページ分の法令を丸暗記する必要があります。

 

本試験では問題を見た瞬間に、覚えた法令の何ページ目の何行目の記述と何ページ目の何行目の記述を組み合わせて、、、と、理論構成していく必要があります。

従って、問題を見た瞬間に書きたい答案がひらめくくらいの反復練習が欠かせません。

ただし、人間のやることですから、いくら修練を積んでもひらめかない時があります。

 

ある年の受験の際、試験3日前になにげなく見た模擬問題とほぼ同じ問題が本試験に出題されました。

問題を見た瞬間に雷に打たれたような衝撃を受けたことを今でも鮮明に覚えています。そして、その年に税理士試験に合格しました。

人生、いいこともあります。現受験生の皆様にも福音がもたらされることを願っています。