去年の今頃はまだ梅雨の最中でしたが、今年は毎日暑い夏が続きます。
来年の10月から消費税の適格請求書等保存方式(いわゆるインボイス制度)が始まります。
インボイス制度とは、消費税の複数税率制度のもとで、各事業者が正確な消費税額を納めるための制度です。
インボイスとは、モノやサービスの売手が買手に対して消費税の正確な税率や消費税額に関する情報を記載した書類(一般的には請求書や領収書、レシートを指します)のことです。
売手が買手に対してこの制度に対応したインボイスを発行するためには税務署への事前登録が必要で、その申請の受付は昨秋から始まっています。
堤税理士事務所でも、お客様へこの制度の周知を順次行っています。
ある佐賀市の法人のお客様より、何故この制度に対応しなければならないのか?という質問をいただきました。
この制度の開始後、自社がこの制度に対応していない請求書を発行すると、その取引先にご迷惑をかける(取引先の消費税の負担が重くなる)可能性があります。
また、他社が発行した請求書をキチンと保管しておかないと、自社の消費税の負担が重くなる可能性もあります。
インボイス制度への対応は任意です。
売上規模やメインの客層に応じてこの制度に対応すべきかどうかが変わってきますので、お客様へ丁寧に説明していきたいと思います。