領収書と追体験

お客様の経理資料は、極力領収書からお預かりするようにしています。

 

理由は色々ありますが、何よりもレシートを一枚々々見ることで、お客様の日々の活動を追体験することができるからです(例えば、このお客様はやたらコピー用紙を買い込むなぁ、といった具合です)。

 

日々の業務活動を人間に例えると、商品の仕入から販売までの流れを「動脈」、商品の販売から販売代金の回収までの流れを「静脈」に例えることができると思います。

 

税理士側がレシートを一枚々々見ることで、その会社の静脈の流れ、つまりは会社の活動の半分を間接的に見ることができます。

これを何年間か続けると、追体験のストックがそれなりに貯まり、その会社の全体像を、なんとなく想像できるような気がするのです。

 

お客様からのご相談があった場合にも、より的確に対応できるように思います。