税理士試験の思い出6

ここ数日は待望のまとまった雨が降り、庭の草木にも瑞々しさがもどりました。この週末の大雨予報が若干心配です。

 

今年の税理士試験は、今月5日から7日まで3日間の日程で行われたようです。

 

私自身が税理士試験の受験生だったころの話です。

 

テキストの内容は理解できており問題集もそれなりの量を解いているのですが模擬テストの成績に結びつかない、いわゆる伸び悩みの時期というものがありました。

 

ある日、その伸び悩みの原因を分析したところ、ケアレスミスで相当の点数を取りこぼしていることに気づきました。

その大半は『転記ミス』で、主に次のようなものが挙げられます。

 

・電卓に表示された「100,000」を「10,000」と解答用紙に記入した

電卓の「55,335」を「55,355」と記入した

・計算の過程で下書きした「6」を「0」と誤認して計算を進めた

 

試験中、誰でも解けるような基本問題でこのミスをやってしまうと、それだけで致命傷となります。

その対策として、模擬テストの5分前に目をつぶり、頭の中で「転記ミス注意」と10回つぶやく、というルーチンを加えることとしました。

 

試験勉強を長くやっていると、このような細かな対策の積み重ねで結果に差が出ることに気付くようになります。

幸いにも試験勉強は卒業しましたが、この時に得たケアレスミス対策は実務を行う上でも大変役に立っています。