2022/05/06
近年の税制はますます複雑化しているように感じられる一方、コロナ給付金の申請のサポートなど、本業以外でも日々の業務は増殖していきます。 従って、従来の業務の軽減も常に考えていかなければなりません。 例えば、令和2年より年末調整の手続きを電子化することが可能となりました。 電子化のメリットは、勤務先・従業員の両方とも、作業の簡素化による事務負担の軽減を図ることとされています。 まだ堤税理士事務所の佐賀のお客様では年末調整の電子化をされている所は一件もありませんので、遅ればせながら電子化のために国税庁が発表した『年調ソフト』を使ってみました。 使ってみた感想としては、今まで紙ベースで行っていた作業を単に電子ベースに置き換えただけという印象で、現時点ではお客様へ勧めても劇的な効率化は図れないように感じました。 今は世の中が紙ベースから電子ベースへ移行する過渡期のため、このように感じるのは仕方のないことかもしれません。 将来的に社会全体の電子化が進めば、年末調整も当たり前のように電子化されることと思います。
2022/04/06
桜の花びらの脇に小さな葉が見え隠れしています。日中、厚着のまま外を歩くと少し汗ばんできます。 税法は毎年改正が行われるため参考図書も毎年買い替えることとなりますが、横に並べていくと年を追うごとに分厚くなっていくのに気づきます。 例えば、所得税は大蔵財務協会の『所得税確定申告の手引』という書籍を日々利用していますが、開業当初の平成26年版の本書の厚みは約1,100ページ、直近の令和4年版は約1,400ページ。近年の税法がそれだけ複雑化したことの表れでもあります。 国の中小企業向け施策である事業復活支援金。こちらも2年前の施策である持続化給付金と比べると申請手続が複雑化しています。 新型コロナウイルス感染症の影響で売上が減少した事業者に対して最大250万円(個人事業主は最大50万円)が給付されるもので、申請に際して登録確認機関の事前確認が必要となります。 堤税理士事務所でも登録確認機関として佐賀のお客様の給付申請をサポートしています。
2021/12/02
イチョウの落ち葉が地面を黄色に染める季節、朝晩めっきり冷え込んできました。 他の業界と同様、会計の世界にも特殊な言い回しがあり、表題のワードはその一例です。 事業を営んでいると様々な出来事が起こります。 イレギュラーな出来事の元で設備を取得すると、一時的に税負担が急上昇することがあります。この急上昇を緩和させる制度の一つが圧縮記帳です。 緩和された税負担は免除されるのではなく、ほとぼりが冷めたころに徴収されます。従って、「課税の延期制度」などとよく言われます。 節税効果がなく、またこの制度を検討するほどの大規模な設備取得や税負担の激増は、地方の零細企業ではレアケースです。従って、佐賀の税理士として利用する機会はあまりないかもしれません。 ただ、所得税ほどではありませんが、法人税も利益の大きさに応じて税率が高くなる仕組みです。条件が重なれば、この税率差を利用して圧縮記帳で節税を図ることも可能なケースがあります。
2021/10/04
ホームページからお問合せのお客様の中には開業したての個人事業主も多くおられ、その方が数年を経て事業を軌道に乗せると、法人化(法人成りといいます)を検討することとなります。 検討に際しては税負担をシミュレートするのですが、近年は社会保険料の負担も考慮する必要があります。 シミュレートの結果、大抵の場合は税負担が減りそれ以上に社会保険料の負担が増えるので、トータルの負担は増すこととなります。 ここで、お客様の経営者としての判断は分かれてきます。 会社を大きくして取引先の信頼を厚くしたい、従業員をもっと増やしたいという佐賀のお客様は法人化を選択されました。 事業を大きくするつもりはなく、純粋に税負担を避けたいだけだった佐賀市のお客様は法人化を選択されませんでした。 経営者の置かれている状況を考慮した上でのご判断なので、どちらの結論も正解だと思います。 社会保険料を必要コストと考えるか不要なコストと考えるかの問題ともいえるでしょう。
2021/09/09
朝晩過ごしやすくなってきました。夜の作業中、窓の外から涼しげな虫の声が聞こえてきます。 表題の所得拡大促進税制、10年近く前にできた税制です。 できた当初は「へぇ~こんな税制ができたんだ。でもハードルが高くて使いづらそう…」というのが率直な感想でした。 その後、数次の改正を経て、小さな会社にも身近で使いやすい税制になっています。 所得拡大促進税制とは、中小企業の経営者の皆さんが従業員さんの給与を前年度より増加させた場合に、その増加額の一部を法人税(個人事業主は所得税)から税額控除できる制度です。 堤税理士事務所では、従業員さんを抱える佐賀の小さな会社のお客様に対して、この税制を使えるかどうかを念頭に置きつつ日々の会計処理を行っています。 小さな会社の場合、大会社ほどの劇的な減税効果はありませんが、従業員さんの給料を増やそうと頑張っている社長さんに、ささやかながら報いる申告書を作りたいと思っています。
2021/08/04
夏本番です。昔から暑さは苦にならない方ですが、油断してエアコンを入れないと熱中症の初期症状のようなものが現れてきます。 さて、お客様とは決算月(法人の経理処理を区切る期間を事業年度といい、その事業年度の最終月をいいます)に必ず面談を行うようにしています。 この面談で、社長へ現時点の売上高や利益などの業績を報告し、社長が頭の中にイメージしている今期の業績予想とのすり合わせを行います。 (ちなみに、とある佐賀の社長さんは1年間の預金残高の増減で儲かったかそうでないかを判断しておられますが、シンプルで意外と的を得ていたりします) その上で、1年間の利益と大体の税額の予想を説明し、決算日までの残り1か月弱で節税対策を行うのか、行うとしたらどのような方法をとるのか、といった打合せも行います。 決算月を過ぎると節税策がかなり限定されるため、税理士にとっては大事な作業といえます。
2021/07/02
ムシムシと暑いですね。今年初めて聞くセミの鳴き声です。 税理士なので税金に関する様々な知識を諳んじている人と思われがちですが、実際はそんなことはありません。 お客様からちょっと難し目の税務のご相談をいただいた場合は、資料を持ち帰って隅々まで読み返したり、書籍や税法の条文に一字一句黙々とあたることとなります。 (ネットの情報も参考にはしますが、最終的には条文などで裏付けをとるようにしています) その点では、税理士という職業は決して派手な仕事ではありません。 警察の鑑識や研究室の研究員という職業に似て、はたから見ていると、彫像のように動かずに机の上の何かをじっと見つめている人、という印象を持たれるかもしれません。 本日も佐賀のとあるお客様の調べものの件で、消費税法の9条、12条の4、37条の条文にあたり、「なるほど…」「難しい言い回しだね…」なとど一人つぶやく昼下がりでした。
2021/05/07
半袖でも丁度よさそうな日差しの一日が増えてきました。 近々、隣県も緊急事態宣言の対象地域に加えられるようです。 昨年の持続化給付金を皮切りに、国・地方でコロナ対策の様々な支援金が講じられてきましたが、コロナ禍の長期化に伴い、第二弾・第三弾の支援給付を行う地方自治体が出てきています。 今春以降、地元の佐賀県や佐賀市でも、売上高が前年比で20%~50%減少した中小企業や個人事業主向けの支援金が交付されています(佐賀県は4月末で終了)。 申請に際しては、これまでの給付金と同様、確定申告書の写しや売上帳簿が必要です。 そのため、堤税理士事務所でも複数の佐賀のお客様からの問合せに応じて、申請のサポートをさせていただいています。
2021/04/01
例年より早目の葉桜。いつの間にかこんな季節になりました。 3月中旬までは税理士業務の繁忙期にあたるため、この時期の季節の移り変わりには疎くなります。 今年も確定申告が終わりました。住宅を購入した佐賀の方や新規開業された佐賀市の方、持続化給付金で税額が増えた佐賀県の方。領収書を通じていろんな人間模様を垣間見るのですが、割と会計処理に長考するタイプなので、数多くの件数をこなすことはできません。 堤税理士事務所では、決算前・決算時・決算後の各シーンで、約120項目の自作チェックリストを使って業務チェックを行っています。これは、うっかりミスを防ぐとともに、お客様毎の会計処理の品質のバラツキを防ぐ目的も兼ねています。 元々は開業したての頃にいろんな書籍を基に作成したものですが、現在でも都度訂正を加えています。 開業したての方は、将来に向けて手の空いている今のうちに各種フォームの整備をされるようお勧めします。
2020/12/04
早いものでまた一年が終わります。今年一年を生きた人は、その後の人生で振り返っても、きっと感慨深い一年になることではないでしょうか。 さて、国税庁の統計によると、国内法人の決算月として最も多いのは3月決算で、全体の2割弱のようです。2番目に多いのは9月決算で、1割強を占めます。 大半の法人は決算日の2か月後に申告期限を迎えるので、税理士事務所の側からすると11月もそれなりに忙しい月、ということになります。 申告書が完成したら、お客様である法人は税金を納めて頂くのですが、その納付用紙(納付書)は手書きで作成し、決算報告の際にお客様に手渡ししています。 最近は、佐賀県内の遠方の方や予定申告のある方などの一部のお客様に対して、納付書の受け渡しの手間を省くため、電子納税への対応を強化しています。 手数料がかからず、金融機関へ出向く手間が省けるため、お客様にとっても大変便利です。

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