こんにちは。佐賀市の税理士、堤税理士事務所です。
佐賀・佐賀市で税務サポートを行う中で、毎年お問い合わせが増えるのが「年末調整」です。
制度改正が相次ぐこともあり、地元の企業さまからは「書き方が以前より難しくなった」という声をよくいただきます。
年末調整が複雑になってきた理由
年末調整は、平成30年の配偶者控除の改正をきっかけに、年々手続きが複雑化してきました。
具体的には、次のような変更が行われています。
・合計所得金額が1,000万円を超える場合、配偶者控除の適用が不可に
・配偶者特別控除の対象となる所得範囲が「38万円超〜123万円以下」に拡大
・それに伴い控除額の計算方法も見直し
この改正により、申告書の様式も変更され、従来の
「給与所得者の保険料控除申告書 兼 給与所得者の配偶者特別控除申告書(兼用様式)」
は廃止され、
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「給与所得者の保険料控除申告書」
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「給与所得者の配偶者控除等申告書」
の2種類に分割されました。
紙ベースで進める年末調整は、事業者・従業員双方にとって負担が大きく、記載内容の理解にも時間がかかる点が現場の課題となっています。
令和2年分から始まる電子化の取り組み
2020年はコロナ禍を背景に、日本全体でデジタル化の遅れが指摘された年でもありました。
その流れの中で、年末調整手続きについても令和2年分から電子化の仕組みが導入されます。
具体的には、生命保険料控除などの証明書が、従来のハガキではなく、保険会社が交付する電子データで受け取れるようになります。
これに合わせ、国税庁では従業員が控除証明データを取り込み、控除申告書を電子的に作成・提出できる年末調整ソフトを2020年10月に提供予定としています。
ただし、保険会社の電子化対応にはばらつきがあるため、令和2年分については完全移行には至らず、紙と電子が混在する可能性が高いと見込まれています。
おわりに(佐賀の税理士としての実務から)
電子化の流れは数年単位で進むものですが、確実に「紙からデータへ」と変化しています。
堤税理士事務所としても、佐賀の企業さまが無理なく対応できるよう、制度の動向を注視しながら実務面の整備を進めてまいります。
